【愛媛県】開催報告|令和8年度 海外農業研修事業説明会を開催しました
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2026年4月24日(金)、愛媛県内で農業を学ぶ学生の皆さんを対象に、 「令和8年度 海外農業研修事業説明会」を開催しました。 本説明会では、海外農業研修事業の概要、愛媛県知事推薦、帰国研修生の体験談、 そして海外で学ぶことの意味について紹介しました。
説明会には、海外農業研修に関心を持つ学生の皆さんが参加しました。
- 開催日
- 2026年4月24日(金)
- 内容
- 令和8年度 海外農業研修事業説明会
- 対象
- 海外農業研修に関心のある学生・研修希望者
- 主な内容
- 研修制度説明、愛媛県知事推薦、帰国研修生体験発表、講座、質疑・アンケート
- 主催・運営
- 愛媛県国際農業者交流協議会
アーカイブ配信
当日の説明会の様子は、YouTubeアーカイブとしてご覧いただけます。 説明会に参加された方は振り返りとして、また当日参加できなかった方は制度理解のためにご活用ください。
海外農業研修とは
海外農業研修は、海外の農業現場で実際に働きながら学ぶ長期実務研修です。 単なる語学留学や観光ではなく、現地の農家や農業関連施設での実務を通じて、 農業技術、語学、異文化理解、生活力、自立心を育てることを目的としています。
説明会では、公益社団法人国際農業者交流協会より、 アメリカ、デンマーク、スイス、ニュージーランドなどの研修コースについて説明がありました。 アメリカコースは18か月、デンマーク・スイス・ニュージーランドは約12か月の研修として紹介されました。
研修では、農場での仕事を通じて学ぶ OJT(On-the-Job-Training: オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の考え方が重視されます。 現地で働き、生活し、人と関わることそのものが、大きな学びになります。
公益社団法人国際農業者交流協会より、研修制度の概要について説明が行われました。
説明会で紹介された主な内容
研修国、研修期間、応募条件、研修先の農業分野、現地での生活について説明がありました。
研修費用に加え、農業教育高度化事業、奨学金、就農準備資金、研修生サポート資金などが紹介されました。
アメリカ・ニュージーランド研修を希望する方に向けて、愛媛県知事推薦の手続きとメリットが説明されました。
アメリカ研修を経験した帰国研修生より、現地での仕事内容、生活、現在の農業とのつながりが紹介されました。
愛媛県知事推薦について
愛媛県農地・担い手対策室からは、愛媛県知事推薦について説明がありました。 知事推薦の対象となるのは、主にアメリカおよびニュージーランドへの研修希望者です。
学生の場合は、協会ホームページからプレエントリーを行い、必要書類を学校へ提出したうえで、 学校推薦とともに愛媛県農地・担い手対策室へ提出する流れが説明されました。
知事推薦の主なメリット
- 全国選考試験の選考費用が免除される
- 県を通じた正式な推薦ルートで応募できる
- 面接や小論文を通じて、研修目的を整理する機会になる
- 県内の帰国研修生OB・OGとのつながりを持つきっかけになる
※応募条件や締切、対象国、必要書類は年度ごとに変更される可能性があります。 必ず最新の募集要項および関係機関からの案内をご確認ください。
知事推薦は「費用面」だけでなく「準備の機会」でもある
愛媛県国際農業者交流協議会からは、知事推薦を受ける意味についても補足説明を行いました。 知事推薦のメリットは、選考費用の免除だけではありません。
愛媛県内には、海外農業研修を経験して帰国したOB・OGが多数います。 地域の農業や関連事業の現場で活躍している先輩たちとのつながりは、 研修前の準備だけでなく、帰国後の進路や就農、就職、地域での活動にもつながる可能性があります。
帰国研修生・大西裕介さんの体験発表
アメリカでの研修を経験した帰国研修生より、現地での実務や生活について紹介がありました。
説明会では、アメリカで海外農業研修を経験した大西裕介さんによる体験発表も行われました。 大西さんは、愛媛県立農業大学校在学中に海外農業研修の説明を聞き、 参加を決意された帰国研修生です。
アメリカでは、苗物を扱う農場で、種まき、発芽管理、水やり、出荷準備などに関わった経験を紹介されました。 現地では、英語でのやり取りに加え、メキシコ系の作業者や現地スタッフとともに働く経験もありました。
また、現地で働きながら収入を得ることや、生活費、研修費、帰国後の資金についても、 実体験をもとに具体的な説明がありました。
現在、大西さんは愛媛県東温市でイチゴ栽培に取り組んでいます。 海外研修で得た経験は、帰国後の農業や地域での活動にもつながっています。
講座「海外農業留学の衝撃」
後半では、「海外農業留学の衝撃」をテーマに、海外で学ぶことの意味を紹介しました。
後半では、清家氏が「海外農業留学の衝撃」をテーマに講座を行いました。 自身が1984年から1986年にかけてアメリカで農業研修を経験したことをもとに、 海外で学ぶことが人生や仕事にどのような影響を与えるのかを紹介しました。
研修前に抱えていた迷い
研修前は、将来の進路や家業との向き合い方に迷いがありました。 農業を学んでいても、自分がどのように社会と関わっていくのか、 明確な答えを持てない時期がありました。
海外で出会ったもの
- 英語で専門知識を学ぶ経験
- アメリカの農業現場での実務
- パソコンやコンピューターを使った経営管理
- マーケティング、販売、梱包、配送、小売の現場
- 現地の人々、ホストファミリー、同僚との出会い
現在につながっている経験
当時学んだ英語、農業、マーケティング、パソコン、人とのつながりは、 現在の仕事にもつながっています。 海外で経験した一つひとつの要素が、時間を経てつながり、 現在の仕事や生き方を形づくっていることを伝えました。
「意味は、個々の要素ではなく、構造の中にある」
今はまだ見えない将来。 海外で学ぶ経験が自分に新しい要素を加え、
やがて本当の自分の糧に。
意味は、個々の要素ではなく、構造の中にある。
講座では、海外研修で得た経験を振り返りながら、 英語、農業、IT、人脈、経営、職業が一つずつ独立して存在しているのではなく、 それらがつながることで、自分自身の生き方や仕事の意味が形づくられていくことを紹介しました。
学生の皆さんにとっても、今はまだ将来の全体像が見えていないかもしれません。 しかし、海外で学ぶ経験は、自分の中に新しい要素を加えることになります。 その一つひとつが将来つながったとき、自分だけの仕事や生き方が見えてくる可能性があります。
国際農友会からのメッセージ
最後に、国際農友会会長から、海外農業研修は「自分探し」の大きな機会であるとのメッセージがありました。
海外に出る前は、人と自分を比べてしまうことがあります。 しかし、海外での生活や実務を経験することで、 人と比べるのではなく、自分自身の足元を深く掘り下げる価値観に変わっていくことがあります。
海外研修の経験は、誰にも取られることのない一生の宝物になります。 不安があっても、小さな興味を大切にし、一歩踏み出すことが、 新しい人生のきっかけになるかもしれません。
海外農業研修を考えている皆さんへ
海外農業研修は、農業技術を学ぶだけの制度ではありません。 海外で生活し、働き、言葉や文化の違いに向き合いながら、 自分の将来を考える機会です。
説明会では、研修制度、費用、支援制度、県知事推薦、帰国研修生の実体験など、 研修を考えるうえで必要な情報を紹介しました。 関心を持った方は、まず情報を集め、学校や関係機関、 愛媛県国際農業者交流協議会へ相談してください。
一歩踏み出すことで、見える世界が変わる
海外農業研修は、今まで見えていなかった世界を目の前に広げてくれる機会です。 語学、農業、文化、人との出会い、そして自分自身の将来。 その一つひとつが、将来の大きな力になる可能性があります。
令和8年度の海外農業研修に関心のある方は、 募集要項や関係機関からの案内を確認し、早めに準備を進めてください。
English Summary
On April 24, 2026, an information session for the Overseas Agricultural Training Program was held for students and young people in Ehime who are interested in learning agriculture abroad.
The session introduced the program outline, training destinations such as the United States, Denmark, Switzerland, and New Zealand, application procedures, financial support options, and the Ehime Governor’s Recommendation system.
A former trainee also shared his experience of working at an agricultural nursery in the United States and explained how the training experience later connected to his current farming career in Ehime.
The session also emphasized that overseas agricultural training is not only about learning farming techniques. It is also an opportunity to develop language skills, independence, cross-cultural understanding, professional awareness, and a broader view of the world.
For students considering their future, this program can become an important step toward discovering their own path in agriculture and beyond.
関連キーワード
※本記事は、2026年4月24日に開催された説明会アーカイブ配信の内容をもとに、要点を整理して作成しています。 募集条件、締切、支援制度、推薦手続き等については、必ず最新の公式資料をご確認ください。